■ジプシー刑事はイキモノオタク?

※注意!今回の記事は検証というより雑文(筆者のたわごと)です(汗)。

※すんません、スマホ版の「ふくろうのバスタオル」へのリンクが切れてました(汗)。

登場編でジプシー刑事がアタマにかぶっているふくろうのバスタオル
なぜジプシーがそんなもんを持っていたのか考えてみよう!

という投げかけを本館掲示板でしたところ…。
(しかもプレゼント付き(笑))

なんと応募がナイので(@_@;)、プレゼント(ってほどのもんでもないけども)は次に掲示板または本記事にコメントを投稿してくれた方を自動当選とさせていただきます。

さすがにタオルネタはどーでもよすぎたようですねー(滝汗)。
しかし!そのどーでもいいところにこだわるのがこのワタクシ。

では本題です。
「登場編でジプシーがアタマにかぶっているふくろうのバスタオル」について何を考えたかといいますと〜。

【A】私物と見せかけて実は備品(そうかもしれないけどそれじゃつまらん)
【B】とりあえずテキトーに自分で買ったので深い意味はまーったくナイ ←(フツーに考えればコレ)
【C】商店街のくじ引きで当たったとか、とにかく自分の意思ではない入手経路
【D】実はこう見えてカワイイもの好き
【E】実は虫もワンコも含めてイキモノ大好き(←この可能性は低くないけれどだからと言って所持品までそれにこだわるかは不明)
【F】三田署(七曲署の前にジプシーがいたところ)を去るときに隠れファンだった婦警さんとか女性職員からプレゼントされた

という6パターン。
で、個人的には【F】だったりしてねーと思っておりました(^_^;)。

だってね、ふつーに見てると感覚マヒしちゃうけど、
あんなカッコイイ刑事さん、そこらへんにいる?
いる?いる?いる?

いないっしょ?(←強引)

ワタシが今までに実際お会いしたことのある数人の刑事さん(別に悪いことはしてまへん)みんな長さん風でしたー。(長さんがかっこ悪いという意味ではありませんよもちろん!)

でもね、考えてみてください。
「ジプシーの涙」でしたっけ、ドックと原さんがふたりで田坂姉妹に聞き込みに行ってましたが、ドア開けたら"あの二人"が立ってるんですよ?

トップアイドル松田聖子を射止めた ”神田正輝にソックリ” な刑事さんと、ブロマイド売上No.1、人気沸騰!”飾り職人の秀にソックリな” 刑事さんが(笑)。
若い女性だったらぽーっとなっても不思議じゃないと思うんですけどー。
(現実とドラマの境界がわかってない? 大丈夫です、たぶんビョーキではありません)

っとちょっと脱線しましたが、そんなわけで三田署にひそかに原さんに想いを寄せていた女子がいたとしても、なんら不思議はないと思うわけです。
まあもしそうなら、こんどはナゼその女子は原刑事へのプレゼントにわざわざふくろうファミリーをチョイスしたのかということになるわけですが…( ̄▽ ̄;)。

え? そこまで考える必要あるかって?

でもね?「登場編」といえばそのキャラのイメージを全面に打ち出す大事な回なわけですよ。
ジプシーの場合は「クールファイター」のキャラをこれでもかと演出しないといけないわけですよ。
それなら「PLAYBOY」の白いロゴがワンポイントで入った黒のバスタオルなんかが無難?そうな気がするんですよね。
なのに「ふくろうファミリー」なのですよ。
しかも ”ご本人" がしっかり映るようにアタマにかぶった(たまたまかもしれんけど(汗))からには、「そこに意味がある」と思ってしまうわけで…。

ゴルゴ13がなにげなく額の汗をぬぐったハンカチにキティちゃんがいたら、なぜ?と思うのと同じです。(説得力ない?)

まあ実際は撮影の時に小道具さんがたまたまそこらへんにあったバスタオルを使っただけで、本っ当〜に何の意味もナイのかもしれないけど…(滝汗)。

というわけで今後もジプシー刑事に関する重箱のスミつつきもーそー活動は続いていくのでありました。
ええ、たとえ誰もついてきてくれなくとも…( ̄▽ ̄;)。

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■ジプシーはおだてに弱い?お金に厳しい?〜姓名判断で読み解く原昌之の運命・運勢〜

姓名判断師・命名さんという方が公開していらっしゃるオンラインの無料姓名判断サービスで「原昌之」を試してみました。
そしたらなんと!あまりに当たっているような気がしましたので、判断結果から引用させていただきます。

出典:【命名の姓名判断】http://astrology.neoluxuk.com/name/
 
──── ▽引用ここから▽ ────



原昌之さん(男性)の運気の特徴 - 画数計算
 
地運(11画)から見る幼年期から思春期の運気の特徴 - 中吉(★4.5個)

真面目で正直な方で、観察力も優れています。 また、思慮深く、会話の中に相手の心の奥底を読むのが得意ですので、交渉が必要な部署に適しています。
その反面、疑い深く、会話の中に人の心の奥底を読もうとしますので、相手からは誤解されることも多々あります。 また、お人好しで、おだてに弱い一面もあります。
 

人運(18画)から見る青年期から壮年期の運気の特徴 - 小吉(★4個)

穏やかそうに見えますが、負けず嫌いで向上心も高いですので、目標達成のためには努力を惜しみません。 冷静な判断力と行動力を備えていますので、どんな難局も乗り切り、良い結果に導くことは間違いないでしょう。
ただ、人に仕事を任せることはせず、自分で自由に仕事を進めることを好みますので、リーダーには適しません。 また、自分の主張を簡単には曲げず、強引に物事を進める傾向がありますので、敵を作ってしまいがちです。 人の意見にも耳を傾け、人に仕事を任せることが運気を向上させる鍵となるでしょう。
 

総運(21画)から見る一生および晩年の運気の特徴 - 小吉(★4個)

21画は、意志強固・策略家という意味がある吉数です。 意志が固く、論理的に考え、一度決めた目標はどんな困難があっても達成する方です。 雑草のようにたくましく、金銭にも厳しいですので、起業すれば成功する可能性の高い方です。
しかし、全てのことが論理的・合理的に解決できる訳ではありません。特に人間の感情がそうです。 時には損得勘定を排除して、人情を忘れず、人生の徳を積むことが運気を向上させる鍵となるでしょう。


──── △引用ここまで△ ────
 

さてさていかがででしょうか? 特に該当していると思われる箇所を色文字強調しようと思いましたが、主観ながらほぼほぼ全面的に該当しているように思いましたのでやめました(笑)。

ただこれまた主観ながら、少々ジプシーのイメージとは違うかな?とひっかったところが

[1]おだてに弱い
[2]金銭に厳しい

この2点。ということでさっそくこの2点について考察してみたいと思います。
 

[1]ジプシーはおだてに弱い?

本編にはジプシーがおだてられて嬉しそうにしたり張り切ったりという直接的なシーンがなかったように思うので、「おだてに弱い」というとちょっと違和感があったのですが、ん?待てよ?と。

両親亡きあと家庭環境に恵まれなかった過去を考えると、おそらくほめてもらえるような経験もあまりなかったでしょうから、ほめられたり認められたりすることに免疫がなさそうな分、そういうことがあると表向きはともかく、内心は人一倍嬉しいのかも?しれません(笑)。

そのあたりは[#545 さらば!ジプシー]のドックとの会話から垣間見られます。他人からの評価など気にしてなさそうでその実、幼い頃はまあ当然として「大人になってからもおんなじ」と、ずっと疎外感や寂しさを感じていたことを伺わせています。
そんなジプシーを知ってか知らずか、「こーの子がほしいっ♪」とばかりに指名してきた西多摩署の誘いに、ジプシーはまんまと乗ってしまいます(汗)。

あんなに馴染んでせっかく初めて1年以上在籍して記録更新!となる七曲署を、尊敬するボスのもとを、”腕ききの刑事が欲しいと初めて指名してくれた” というたった?それだけの理由で去っていく決心をしてしまったジプシーですから、言い方はともかく「おだてに弱い」というのも強ち外れていないのかもしれません。( ̄▽ ̄;)

(※ちなみにワタクシ、あの転勤の理由はあまり納得がイキマセン。三田村さんのスケジュールだとか現実世界の理由を考えると仕方ないのでしょうが…。)


[2]ジプシーはお金に厳しい?
 

「厳しい」という表現が妥当かどうかはともかく、これもやはり幼少期からのことを思えば人一倍経済的な苦労があったことは想像に難くないですから、同年代の青年に比べればおそらくお金の大切さは重々身にしみていると思われます。

初期設定によると預金は300万とのこと。まだ勤続年数も数年で始末書を書きまくっていそうな割に、堅実ですね(笑)。
[#513 真相は…]ではドックに日常的にお金を貸したりしているような会話もあるので、貸せる余裕があるということは普段から無駄遣いなどもせず、コツコツ貯めているのでしょうか。
「厳しい」かどうかはともかく(笑)、少なくともドックに比べればキチンとした経済観念を持っていると言えそうです。

しかし「あとの人生オマケ」の人がなぜ貯金?
貯金って、一般的には将来のためにするもののような気がします。あんな「いつ死んでもいいもんね」的な生き方の人が貯金をする理由ってナンダロウ???
万が一のとき喪主になってくれそうな身よりもないし、自分のことは自分でやる派のジプシーなので、自分の葬式代(汗)ぐらいは準備しておきそうですが、300万もかからない気もするし。
うーん、またひとつ謎が(笑)。

 

ということで、個人的にちょっぴりひっかかった部分もこうしてみると該当しているように思えます。
制作陣がキャラクター設定する時に、もしかして姓名判断を利用したのかと思うほどぴったりな気がするのは、ワタシだけでしょうか…(笑)?


■ジプシーと煙草

ジプシー刑事は本編中で何度も喫煙シーンを披露していますが、愛用の銘柄や一日の本数など、公式の詳細設定はこれといって見あたらないようです。筆者の拙い映像捜査でも、残念ながら今のところそれらを確定するに至っておりません。

銘柄については、しーっかったがないのでお手紙書いた♪………わけはなく、当時、演じていた三田村さんご愛用の「マイルドセブン」を、イコール、ジプシーもそのままご愛用ということに(勝手に)させていただいております。

本数については、映像を見る限りヘビースモーカーというほどでもないようですが、それでもちょっとした隙にマメにチャンスを見つけては火を点けている様子は見受けられます。


多くの愛煙家にとってそうであるように、ジプシーにとってもおそらく煙草はひとときのくつろぎを与えてくれるものなのでしょう。そしてさらには、

時に表に出さない感情のはけ口ともなり
時にケム友である山さんとの無言のコミュニケーションツールとなり
時に推理や決断の一助ともなり

…という、ちょっとした「相棒」のような存在で、煙草にまつわる印象的なシーンはいくつもあります。


ところが時代は変わり、昨今では禁煙・分煙が声高に叫ばれ、広告・映像から喫煙シーンを排除する方向に世の中は突き進んでいます。
煙草を吸う男がカッコヨカッタのは過去の話、というようなフレーズも多々見聞きします。
その背景には国民の健康についての法律の存在もあるわけで、もちろんお国にたてついて健康志向に異論を唱えるつもりなど微塵もありません。


それでも、

時にもの思いに耽り
時に仲間と談笑しつつ

華奢でなく、かたち良い指先にはさんだ一本の煙草から紫煙をくゆらせる彼は、まるで完成された絵画のように美しい。


健康に悪かろうがなんだろうが、どこのどなたがなんと言おうが、
美しいものは美しい。
(ここ大事。そしてそれがすべて。)



何より。

片肺しか機能していない体にも関わらず喫煙するということ自体が「やりたいようにやる」というジプシーの無謀なライフスタイルの一端であり、"あの"パッケージのマイルドセブンは、そんな彼の人生観を象徴する、──もっと気取りなく言うなら、「原昌之の"存在"」をリアルに感じさせてくれる「身近なモノ」に思えて、一ファンとして、こだわらずにはいられない一品なのです。


(とはいえ御用達が本当に「マイルドセブン」なのかどうかは冒頭に書いたとおり、現時点で不明です。おわかりの方がいらしたらぜひご一報いただけましたら幸いです。)

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■心の傷、体の傷

ジプシーこと原昌之刑事の身体的特徴として、「右胸心(だけでなくすべての内臓が逆位)であり、そのため過去に左胸に被弾したが九死に一生を得た。結果、左胸に弾丸摘出の手術痕があり、片肺しか機能していない」というのがあります。(参考までに、「弾丸摘出」というのはドックのセリフにありますが「片肺を切除」したかどうかは、不明であります。ただ切除せずに機能しない肺を残しておけるかどうかは、専門知識がないのでわかりませんです(汗)。)

今回は、ナゼにジプシーというキャラクターはこのような設定のもとに生まれたのか?ということについて考えてみたいと思います。

ジプシーはなぜ、なにゆえにキャラクターとして「片肺のため走ることが困難」という、どう考えても刑事という体力勝負の側面を持つ職業において圧倒的に不利と思われるハンディキャップと、その象徴であるともいえる体に残った大きなキズアトを負わされたのでしょうか。

結論から言うと、その理由は、スコッチと無関係ではないように思います。

ご存知のようにジプシーは、男女問わず絶大な人気を誇る沖雅也さん演じるところのスコッチ刑事の後任として登場しました。しかも、なぜか同じクール路線のキャラクターとして。

その背景には俳優さんの都合であるとか、それによりジプシーというキャラは急ごしらえだったとかさまざまな舞台裏事情があったようではありますが、それにしても特に初期のジプシーの「キャラクター設定」は、かなりスコッチに似ているフシがあります。(※「スコッチとジプシーが似ている」という意味ではありませんので、双方のファンのみなさま、誤解されませぬよう!)

スコッチは、本来優しい刑事であったのに、先輩刑事の死という過去が原因で「冷酷非情」な刑事になった、という設定だったと思います。そしてその直後に登場したにも関わらず、ジプシーもあえて同じクール路線でのスタートとなったわけですが、そうは言ってもこの二人を、全く同じような設定にするわけにはさすがにいかなかったのでしょう。

そこで、先輩刑事の死という「メンタルな傷」を負っていたスコッチに対し、ジプシーにはその後の人生観に影響を与えるほどの「フィジカルな傷」を…という発想があったのでは??? というのが私見であります。(あんまり自信はナイですけど(滝汗)。)

ではなぜ、メンタル、フィジカルの違いはあれど、この二人は「傷」を背負わされて生まれたキャラクターなのか?と言えば。

ワタクシ思いますに、そうでもしないと登場初回からいきなりスーパーサイヤ人状態とでもいいますか、とにかく「非の打ち所がない完全体キャラ」になってしまうからではないでしょうか。

二人とも新入りとはいえ七曲署着任の時点でそれ以前の実績もあり、腕っぷしも強ければ射撃の腕も確か。おまけに捜査能力も高く推理力に秀で、「協調性のなさ」や「問題行動」を除けば、刑事としては相当優秀といえます。なおかつ容姿端麗キャラです。(スコッチファンの皆さまから「一緒にするな!」と怒りの座布団が飛んできそうですが、ワタクシ、どこまでいってもジプシーファンなのでそこらへんは御容赦を。)

初めからそんな完全体キャラでは成長の余地がありません。だからこそ、この一見カンペキな二人に、人間味だったりキャラクターとしての幅だったりを持たせるため、そして刑事として、人間としての「成長の伸びしろ」を持たせるために、あえて初めから「キズ」を背負わせたのではないでしょうか。

実際、二人ともその「キズ」にまつわるエピソード=スコッチは「さらば!スコッチ」、ジプシーは「山さんの危険な賭け」等を経て、人として、刑事として、そして七曲署藤堂一家の一員としての成長を見せているように思います。

ただ蛇足ながら、ジプシーの「体のキズ」については、スコッチの後任という大役を果たすにあたっての「ビジュアル面でのインパクト狙い」という別の理由(事情?)もあったかも?知れません。(女性ファンをターゲットにしたかどうかはさておき…(滝汗))

太陽に限らず「キズのあるいい男」というキャラクターは、ぱっと思いつくだけでも、ブラック・ジャック、ケンシロウ、ドラゴンボールの天津飯、キャプテン・ハーロック、緋村剣心、ルフィと、古今東西(西が入ってない気もするけど気にしない。)たくさんいます。

そしてスコッチ、ジプシーももちろんですが、たいていの場合、そのキズにまつわる過去がなんらかの影を落としていたりして、それがまたそのキャラクターの魅力のひとつにもなっています。

いすれにしてもそんな「キズ」を背負わされて世に送り出された本人たちにしてみれば、「いい男はツライぜ。フッ…」てな感じでしょうか。

と、ちょっと脱線しましたが、原昌之に限っていえばそのキズにまつわる出来事は、先にも書いたように本人の人生観に多大な影響を与えたことは間違いないわけですが、それはまた別の機会に。


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■心の中の…

 レギュラー最終話、「さらば!ジプシー」に、

「覚えてるんだ、俺も。おふくろの手の感触。」

というジプシーのセリフがあります。ジプシーが全編通して唯一、自ら自分の「家族」について第三者に語った言葉です。


今日はこれを、ちょっと感傷的に分析してみようと思います。


ジプシーの両親がある事件に巻き込まれて亡くなった事件は、20年ほど前だとボスが明言しています(当時殺人事件の時効は15年)。キャラ設定の曖昧さから生年月日が定まらないジプシーですが、ボスの言葉から推測すると、誤差があるにしても両親と死別したのはおそらく7歳前後ということになりそうです。

その年齢の少年が母親に対して「おふくろ」という呼称を使うことは、通常あまりないと思われます。ママ、母さん、お母さん、…このあたりがごく一般的ではないでしょうか。


冒頭のジプシーのセリフはラガーに対して向けた言葉ですが、客観的に見れば「母親」という言葉でも違和感のない部分です。

しかしジプシーは「おふくろ」という言葉を自然に使いました。

個人差があるとは思いますが、本人に向かってはともかく、"男の子" が母親のことを対外的に「おふくろ」と言い始めるのは、思春期〜ハイティーン以降かと思います。ジプシーもこれにあてはまるとするなら、年齢的に、母親の生前には、面と向かって「おふくろ」と呼んだことはおそらくはないでしょう。


ではなぜ、「おふくろ」という言葉を使ったのでしょうか?

あくまで推測的妄想ではありますが、天涯孤独となったジプシーはきっと、成長過程において常に心の中の両親と対話していただろうということは想像に難くありません。

幼い頃はきっと「お母さん」とかもしかしたら「ママ」と心の中で呼んでいたのでしょう。そして成長するに従い、自然と心の中でも年齢に則して「おふくろ」「おやじ」と呼びかけるようになったのではないでしょうか。


妄想と言ってしまえばそれまでですが、あのセリフには、ジプシーがひとりで重ねてきた、そんな年月が垣間見られるような気がしてしまうのでした。


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■忠犬ジプくん

ジプシー刑事・原昌之は、登場時のキャッチフレーズが「クールファイター」だったことと、「太陽にほえろ!」のクール派最高峰?スコッチの後釜でありながらあえて同じ路線でデビューしたこと、登場編でのキャラが無茶苦茶だったこと…などにより、「クールキャラ」ということになってい"た"。

が。舞台裏事情諸々もあり、キャラクターも服装も迷走した感が否めず、その結果、「急にキャラが変わった」「初めは滅茶苦茶だったのに、礼儀正しい好青年に変わってしまった」に始まり、もっと辛口になると「期待ハズレ」「そもそも沖雅也(スコッチ)の穴埋めは無理」というようなご意見も見かける。

たしかに、ざーっと見るとそうだろう。そうかもしれない。

でも。実は初めっから、そんなにクールではないんである。もっと言えば、初めっから「礼儀正しい」んである。…と思う(汗)。

「クール」に見えてしまうのは、「真面目で口数が少なく笑わない」からであって、登場当初から、「冷酷非情」な部分はどこも見せていない(と思う)。それどころか(他意があるにせよ?)シャワールームでシャンプーがなくて困っているドックに、無言で貸したりして、とても親切。

礼儀に関しても、確かにドックを初めとする若手には非礼だった。が。ボスとの関係に注目すると、少なくともボスにだけは敬意を払っている様子がわかる。

ナゼだろう? 

おそらく、ボス(と、もしかして山さん)とは、着任前に面識があったのではないか。警察マニアではないのでよくわからないけれど、藤堂ボスが指名したのではないにしろ(西多摩署へ転勤する際、指名されたのが初めてだと本人が言っているので、七曲署へは指名されて来たわけではない。はず。)事前に面接なりなんなりあったのでは?

人間観察には優れているジプシーのことだから、その時点で藤堂ボスに感じ入るものがあり、きっと今までの転任先の上司にはない「何か」を感じたに違いない。それはそう、犬が初対面で匂いをかぎあったり目線をやりあったりして互いの力や器を量り、無用な争いを避けるため上下関係を確認するのに似ている。その結果、ジプシーは藤堂ボスを「自分より上の存在」と認識した。

「懐の大きな人だな」「尊敬できそうな人だな」

ジプシーがそう思ったとしても、何も不思議はない。そしてジプシーのことだから一旦そう思ったからには「この人を信じてみよう」と思ったに違いない(ハズ)。


つまり、初日の時点で、ジプシーはボス以外にはさほど(もしくはまったく)興味がなかったのではないだろうか。自分にとって大切なのは、迎え入れてくれた藤堂ボス。そして「ボスにはもう挨拶してある」から、他は割愛。

これが犬の集団なら、何も問題はない。「群のボス」が認めた新メンバーは、そのまま群の一員だ。

しかーし。七曲署にはドックはいても残念ながらドッグはいない(殴)。そんな「犬の縦社会的ジプシー流」がまかり通るはずもなく、若手筆頭のドックにしてみれば「転任の挨拶ナシ、自己紹介ナシ、愛嬌ナシ、かわいげがまったくない」のないない尽くしであり、腹が立つのも無理はない。


さて上記の根拠は何かと言えば、始末書を出すように告げた「ボス」に、ジプシーは深々と礼をしている。あの礼は、少なくとも「礼儀知らず」の人間ができるものではない。そしてジプシーのボスに対する「忠犬ジプくん」のような行動は、回を追うごとに何度も見られる。

長くなったので今回はここまでに。

本日の結論。「ジプシーはけして礼儀知らずではない。それも、初めから。」



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